【第7回】千田さんは、どうして家業を継がなかったのですか?

◆会社経営には根っこに“愛”が必要◆

中井ゆり(以下、中井):千田さんの実家が会社経営をしているということは、これまで千田さんが発信されてきた情報から知っていましたが、今回はそれについてお聞きしたいと思います。

千田琢哉(以下、千田):OK!


中井:ズバリ、千田さんはどうして家業を継がなかったのですか?


千田:う~んとね、これに対する理由は一つじゃないんだよね。

まあ最大の理由は他に断然やりたいことがあったから。そのやりたいことっていうのは当時の俺にとっては就活の1億倍大切。これはもう間違いなかった。

今だから告白するけど就活は完全になめ切っていたし、面接も全然緊張感がなくてかったるかった。これは周囲の同級生たちも“のんびりモード”だったことも影響していると思う。貪欲さが欠如していて「杜の都」でまったり。

これは競争社会では不利だな(笑)


中井:お父様から「会社を継いでくれ」とは言われませんでしたか?


千田:セリフは忘れたけど、言われた。


中井:それで、それで?


千田:ゼロ秒で断った。


中井:さすが!イエスもノーも即答するのが清々しいですね。

きっとお父様も諦めがついてスッキリされたのではないでしょうか?


千田:ちょっと悲しそうな顔をしていた気がするけど、すぐに承諾してくれたよ。


中井:先ほど「他にやりたいことがあったから」とおっしゃっていましたが、それはやっぱり執筆のことですか?


千田:うん。そうだけど、「将来本を書いて生きていくから」と言っても納得しないだろうから、適当に他の理由をでっち上げた気がする。正確には憶えていない。


中井:確かに「本を書いて生きていく」と言っても、誰も信じてもらえないでしょうね(笑)

もし私が千田さんの母親だったら、全力で阻止していたかもしれません。

理由は一つじゃないとおっしゃっていましたが、他に何か理由があったのでしょうか?


千田会社経営には根っこに“愛”が必要だと思うんだよね。


中井:こ、これはまた深そうな話ですね…詳しく聞いておかないと(笑)


千田:俺は大学時代に毎年実家に帰ってアルバイトで家業を手伝っていたんだ。

ここで、とっても大切なことに気づかされた。


中井:それは何でしょう?


千田:「俺はここで働いている人たちを愛せない」とわかったんだ。


中井:えー!?ここはもう少し説明を聞かないとよくわかりません。


千田:中井さんは零細企業で働いたことがないでしょ?


中井:はぁ…ありません。


千田:綺麗事を抜きにすると、普通の零細企業というのは薄汚くて狭いオフィスで、これまでに同じ空間で呼吸したこともないようなショボい人材と一緒に仕事をしなければならないんだよ。

もっとわかりやすく表現すると、田舎の公立中学で成績が下から5人くらいの連中を集めてワイワイ仕事している感じ。


中井:あ、でも今思い出したんですが、大企業でも取引先には零細企業が多いのでそれはよくわかります。こっちが丁寧な敬語で話しても平気でタメ口で返してきたり、さっきまでタバコ吸いまくっていたでしょう?っていう臭いもプンプンさせたりする人比率が高かったです。髪の色を抜き過ぎてもはや緑がかっている人もいました(笑)


千田:当時の俺は未熟者で生理的にどうしても受け付けなかった。俺の器が小さくて人間としてのキャパがなかったんだよね。低学歴の連中が、まさかここまで頭が悪いと思わなかったんだ。

それまで俺は彼らがサボっていたから勉強ができないだけだと心のどこかで微かに期待していた。勉強の出来と頭の良し悪しは別だと。でも、違うんだよ。彼らはもともと頭が悪くて、小学生の頃から勉強してもできないからずっとサボっていたんだよ。こういう核心となるタブーに挑戦しないと真の教育改革なんて実現できやしないよ。

頭が悪いのは遺伝的にシナプスの繋ぎが悪いんだから、それ相応の教育をしないと9年間の義務教育が地獄になるよ。頭が悪いとその裏返しで承認欲求も人一倍強くなる。自分が遺伝的に劣っていることが本能でわかるからね。

それでチビガリみたいなのでもなめられないように群れて不良ファッションをしている。暴走族やチンピラはその典型だな。人類で頭が悪いというのは泳ぎの下手な魚や喧嘩の弱いライオンみたいなもの。身を寄せ合って群れるのは弱者の防衛本能。自然の摂理だから、彼らを責めちゃいけない。

頭の悪いヤツは全員ではないけど確率的に性格も悪いし、桁違いに犯罪もやらかしやすい。これは俺の持論ではなくて、すでに統計的にもハッキリと証明されているね。中卒と大卒では凶悪犯罪率が二桁違う。もう最近では中卒なんて数%しかいないのに凶悪犯罪者の過半数が中卒と高校中退で占められる。

連日クルマとオンナとカネの話で盛り上がって、同じ空間にいると窒息してしまいそうでさ。俺、この中で1年も一緒に過ごしたらひょっとしたらこうなっちゃうのかって。ゾッとした。当時は本当にうちの愛犬のほうがこいつらより頭いいんじゃないかと思えるくらいだった。

ちょっとつけ上がった連中を俺が個別に呼び出して密室で“対話”してあげるとすぐにビビッて辞めるか逃げる。普段群れて誤魔化しているけど個人としては肉体的にも精神的にもIQ的にも拍子抜けするほど弱いんだ。弱者として群れるのも人権も認める。だけど、どうあがいても俺には彼らを愛せない。零細企業の経営者としては失格。

これは中井さんなら俺に他意がないことをわかってもらえると思っているから真実を言っているんだけどね。えっと、ここはカットしなくてもいいよ。全部掲載してください。当時の俺には言語化できなかった心境を今ならこうして表現できます。


中井:よくわかります!勉強ってサボったからできないわけじゃなくて、生来の知能不足で勉強してもできないからサボるんですよね。「学歴は嘘つかない」と昔からよく言われましたがあれは厳しいですが真実ですね。

私自身が高校に入って落ちこぼれましたから(笑)

あと頭のレベルが違い過ぎると同じ空間で一緒に過ごすのは不可能だということも経験的にスッと理解できます。


千田:愛というのは本能で、努力して人を無理やり愛することなんてできないよね。

好きになろうと努力し始めたら、そんなのは好きでも何でもないわけじゃない。むしろ好きになろうと努力すればするほどに、心は離れていくわけでしょ?無理に努力して相手を好きになるって、相手にもすごく失礼だと思うんだよ。

だったら嘘をついてニコニコ愛想笑いをしながら安易に家業を継ぐべきではないと思ったんだ。仮に年収100兆円貰ってもこれは無理だと。


中井:凄い!もうその頃から“千田琢哉”の礎は完成していたんですね。


千田:心の中で葛藤もあった。

それは100%、一点の曇りもなく俺の責任なんだけど、残念ながら愛せないということは努力不足ではなく、本能によるものだ。本能に背くことはできない。一時的に嘘をついてもいずれ関わる人すべてを不幸にしてしまう。

だったら、やらない。自他ともに不幸になるのは火を見るよりも明らかだから。


中井:でも私は千田さんが仮に家業を継いでいたとしても、結局は今の人生に辿り着いていたと思いますよ。


千田:そう?


中井:細かいことは私にはよくわかりませんが、大雑把にならわかる気がします。

千田さんは保険会社に就職しても、予備校講師になっても、家業を継いでも、確実に夢が向こうから近づいてきたはずです。


千田:あれ?それ、いつもなら俺が言うセリフみたいだな。


中井:はい!今回は千田さんの真似をしてみました(笑)


千田:やられたな~。


中井:久しぶりに、ちょっと今夜はメシウマかも(笑)



迷ったら、自分の本能に耳を傾けよ。









◆合わせて読みたい千田本◆

◆千田琢哉(せんだ・たくや) 著者ページ ➡ 143冊(2017年6月現在)

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◆千田琢哉(せんだ・たくや) プロフィール

文筆家。
愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。
東北大学教育学部教育学科卒。

日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。

コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして

戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。

のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話に

よって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を

自らのミッションとして執筆活動を行っている。

現在までの著書累計は260万部を超える(2017年6月現在)。


◆中井ゆり(なかい・ゆり) プロフィール

「真夜中の雑談」運営部 インタビュアー。


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