第21回 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
緑川夕子(以下、緑川):千田さん、こんにちは。
本日は私個人としてもぜひ一度お聴きしたかった質問ですが、今年2月に出された『新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』(以下、『人生書店』)についてです。新・旧版累計10万部突破されたとのことでおめでとうございます!
中井から聞きましたが、昨年末にこちらの新版の出版企画が決定してから1年間はほぼすべての出版依頼を断り続けていらっしゃったとか。
千田琢哉(以下、千田):そうだね、まるで喪に服していたかのように(笑)出版社の取締役から直々にメールが届いて会社の本気を感じたというのもあるし、俺の処女作を世に送り出してくれた会社だからね。あと誤解なきよう強調しておくけど、厳密にはまだ10万部突破じゃないんだよ。出版業界の9割が「公称部数」と言って、実質6万部や7万部の段階で「10万部」とかオビに掲載してさぞかし売れているようにインチキ商法で偽装するんだけど、俺はそういう嘘は絶対に許さない。タブーに挑戦する。そのために強くなったし、これからも強くなり続けたい。細かい数字はいちいち憶えていないけど、まだ9万数千部でウロチョロしていたんじゃなかったかな。こういうところで出版社の本気というか、勝ちにこだわる執念のなさがだだ漏れになっちゃうんだけど(笑)このインタビューを目にする人たちにも勝負に勝つ姿勢の反面教師としてもらいたい。あらゆる言い訳を凌駕すれば、数千部なんて刷ってしまえばおしまいなんだから、さっさと刷って、売るのはそれから考えるのが勝ち組の発想なんだけどね。でも、おかげさま。ありがとうね。
村上春樹さんが作品を発表してから半年間はその作品についてのインタビューを受けないで、翻訳の仕事なんかをされているという記事を読んだことがあるんだけど、「なるほど」と思ってね。半年あればその本と出逢うべく人たちにはほぼ出逢うから。語りやすいんだよね、きっと。俺の場合は話があってからカウントすれば半年だけど、書店に陳列されてから3ヶ月もあれば出逢うべく人にほぼ出逢ってもらえるかなと思って。それ以降は流れで売れるから。
というわけで今回こそが本音、本番のインタビューということで(笑)
緑川:出版を断り続けたら逆に収入がアップしたとお聞きしましたよ。我慢できなくなったファンの方たちが電子書籍や真夜中の雑談、千田琢哉レポートに殺到したとか。すでに昨年度までに千田琢哉レポートが紙書籍の発行部数を抜いたとか本当ですか?内容も激しさに拍車がかかっておりますし(笑)あとコロナ禍の影響で外出を控える世の風潮も手伝ってか、出版社の印税額も電子書籍が紙書籍と桁が並び始めたようで。電子書籍だと過去のコンテンツもまとめて入手できるからお客様も購入しやすいんでしょうか。真夜中の雑談も負けていられません。この調子で紙書籍の出版のペースを抑えてもらえると助かります!
千田:緑川さん、それは社外秘だから(笑)中井さんも俺が紙書籍を出すたびに「嬉しいけど、正直ちょっと複雑な気持ちがあります」って漏らしていたな。仕事しないほうが逆に収入が上がるって新しい発見だね。さ、ここは編集でカットしてもらうとして本題に入ろうか。
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◆千田琢哉(せんだ・たくや) プロフィール
愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。
東北大学教育学部教育学科卒。
日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。
コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。
のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
現在までの著書累計は340万部を超える(2021年11月現在)。
◆緑川夕子(みどりかわ・ゆうこ) プロフィール
「真夜中の雑談」運営部 スタッフ。
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